【トークショーを行った及川奈央=東京・東劇ビル】タレント・及川奈央(24)が5日、都内で行われた映画「愛についてのキンゼイ・レポート」(27日公開)を記念したトークショーを行った。テーマは「今だから話せるAV女優という仕事」。スカウトされた高校時代を振り返り「最初はやる気はなかった。現場で一体となって作り上げる雰囲気がよくて、だんだんとはまった」などと話した。AV女優時代は彼氏をつくらなかったというが「最近、いいなと思える人ができた。まだ友達以上恋人未満」と話していた。
既に元AV女優と紹介しないといけないのか?及川奈央。さて彼女がトークショーに呼ばれたその映画である、「愛についてのキンゼイ・レポート」とはいったいどのような作品なのか?小生いささか気になるところである。「愛について...」とタイトルされているようだが、これは言うならば、「性について...」であろう。というのも、「キンゼイ・レポート」のDr.キンゼイ(Alfred Charles Kinsey)は昆虫学者でありながら性科学者として名前が知られている人物である。以下、簡単にDr.キンゼイの説明をしておこう。
1937年に結婚に関する講演を頼まれた時に、セクソロジーに対する関心を高めた。当時、性行動にたいする既存の知識は欧米といえども貧弱であり科学的妥当性に欠けていることを見出し、主として面接形式によるデーター収集法を発展させた。最終的に、白人アメリカ人における、マスターベーション、同性愛、婚前セックス、女性のオルガスムの本質等の研究に対し統計的基礎を提供することになったエロ学の偉人である。
米国が素晴らしいところは、キンゼイが属していたインディアナ大学は彼のエロ研究を推奨し、性科学研究所(Institute for Sex Research, Inc. (ISR))を設立し彼のエロ研究を後世に伝えたことである。研究の成果は、『男性の性行動』(1948)、『女性の性行動』(1953)、に発表された。二冊は『キンゼイレポート』として後世に名を残すことになる。 キンゼイは、お高く留まったピューリタニズムな紳士土壌の下で進行していた大衆の性行動、すなわちエロ心の変化をいち早く実証した人物とされ、現代セクソロジーの父(エロの父)と評されている。
キンゼイレポートの一部
・大学卒の女性の57%が夫にオーラルSEX(尺八)をしていた
・成人男性の96%、成人女性の85%がマスターベーション(センズリ・マンズリ)をしている
・成人男性の37%、成人女性の13%が同性愛(ホモ・レズ)の経験がある
(性交を伴わない悪ふざけの体験も含む)
・農村部少年の六人に一人は動物と性的接触(獣姦)をしたことがある
・性交経験のある少女の五人に一人は妊娠(下手を打つ)の経験がある
今日ではキンゼイのサンプリング法の正当性が問題にされている。想像の通りその当時の、白人層だけからデーターを収集していた点が問題である。人種の点、時代背景の点から言っても当然ながら、キンゼイレポートの内容は、現代日本人に当てはめることはできないのである。
どうやら、この映画はDr.キンゼイの自伝的映画のようだ。このような、お堅い内容の映画が話題になっている理由のひとつが日本初の性器 無修正映画であることが原因らしいのだ。日本人は小生も含めて無修正という言葉にどうも敏感に反応する国民性ようだ。日本という国は芸術なら小陰唇ビラビラをさらけ出すことが良くて、ポルノではそれがご法度である可笑しな国である。時間があれば劇場に足を運んでスクリーンに大写しになるであろう女性の恥部を心の中で指差し確認しながら「コーマン。学術的に言えばヴァギナだね。」とシニカルに楽しもうではないか。
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