往年のAV女優作品では、やはり元ネタとなっているのが多いダイヤモンド映像。数多くの専属女優がいた同社ですが、実際にお会いしたなかでタレント性がすこぶる高かったのが藤小雪嬢。
もちろん、野坂なつみ、桜樹ルイといった正統派のコたちも文句なしにタレント性がありましたが、藤小雪嬢の場合は、頭の回転の速さという点では、現在のバラエティ系タレントのレベルが楽にある女のコでした。最近もAVの世界から芸能界へ進出しているコは多いのですが、藤小雪こそ芸能界でも成功する可能性があった女のコだと思います。
声楽で留学経験アリのお嬢さん。たしかに滑舌もよく発声も明瞭でよく通る声の持主でした。印象としては同じく専属女優の松坂季実子と黒木香嬢を足した感じ。とにかく弁が立つタイプで、こちらが期待した以上のことをバリバリとリップサービスしてくれる。それも下品でなく上品に卒なくこなすわけですから、かなりのトーク技術です。
事実、当時の男性週刊誌では【困ったときの藤小雪】という時代があり、どんな問題でも、政治でも経済でも、彼女にコメント取材している記者がいました。
彼女の作品で特徴的なのはカラミでのカメラ目線。本来、カメラを意識しないで撮られる、というのが基本なのですが彼女はからみの最中にじぃ〜っとカメラを見ます。また、からんでいる男優に対してもじぃ〜っと熱い視線を送ります。(裏ビデオデーターベースの作品でもわかります。その熱い視線が!)
インタビューでどうして? と聞いてみると「ファンの皆様としているつもりなのです」と超優等生的なことを言う。彼女はエロごとに徹底しているなぁ、と思いました。
ダイヤモンド映像崩壊のゴタゴタのなかで同社専属を離れて、他社作品に出るだけでなく、本を執筆したりしていた彼女ですが、いつしか業界から消えてしまいました。才能があっただけに残念。
その昔、AV女優の「あの人は今」的な記事を書くために、彼女を探したことがありました。お水の世界にいる説、噂では某所で芸者サンをやっている説、などありましたがいずれも確証なく、再会は出来ず。
まあ、あれだけの才能があった彼女がスッパリ辞めたわけですから、2度と人の目に触れる場所には出てこないとも思われます。
きっとどこかで幸せになっていると、願っております。